2016年11月16日水曜日

名将中村和雄監督の発言から勝利の秘訣を考える 第17かわむら 「おい、大変なことが起きたぞ!すぐ帰ってこい」(のら猫が押し入れの中で子供を産んでいた)


 中村監督の凄さってのは日本海側に降る雪みたいなもので、大量にあるんですが

個人的にいろいろなカテゴリーで日本一になってる、というのが凄いなって思っていて

高校、実業団、男子(BJ)で日本一になっているのですが、この言葉は高校教師だった

ころの発言であります。

 中村監督は、過去を振り返らない、常に前を見るというスタイルで、そんなに文献を出して

いないと思うのですが、そこは優勝請負人、自分が言わなくてもほかの人がエピソードを

記録しているんですね。

現在もバスケットボールの指導を続けている名将、山崎純男先生の著書

「チームを造る」で長崎の教員時代山崎先生と中村監督が毎晩のようにバスケットの

ことを研究し、夜通し語り合った、さらに時間とコーヒー代節約にもなるというので

居候をしていた、というエピソードがあって、そのなかで

中村監督が

「おい、大変なことが起きたぞ!すぐ帰ってこい」(のら猫が押し入れの中で子供を産んでいた)

という発言があるわけです。山崎先生はそれをうけてこう書いています

”中村監督は相手が人間だと強いけれども相手が動物だとまるでダメだった、

「おまえ、なんとかしろ!」ことばは命令形だけど顔は真っ青だった。コートでは

鬼かと思われるほど恐ろしい人のこんな姿を見ると何かうれしくなってしまうものである”

この言葉が勝利の秘訣かと言われるかというとそうでもないような気がするんですが、

この人間味素敵じゃないですか^^

 おそらくですね、人間は多分完璧な人ってのがいないわけで、どっかしら弱点が

あると思うんですよ、その弱点の内容と見せ方によって魅力的か魅力的でないかが

変わると思うんですよ。そしてもし、弱点もほぼ見せずに完璧だったらあまり

惹かれないと思うんですよね。(特に恐ろしい人は弱点が無かったら相当とっつき

にくいと思う)

チャンスでフリースロー落とすのも、家に帰ってのら猫が子供産んでどいてくれないのも

確かに大変、その大変さをすぐほかの人に言って修正するってのは

やはり指導者であります、この言葉から強引に学びますと

・大変なことはすぐ直す

・人と動物は違う

・弱点があることで魅力的になれる

 そして、山崎先生であります!

中村監督ファンとしては名前を見たことがある、という認識だった(素晴らしい指導者と

いうのも薄々見てた)のですが、ホームページを見ると細かく文献を残してくれて

いるんですよ!(しかもPDFファイルで)著書も読めるようにしてくれていますし、

考えも細かく書いてくれていて、バスケットのバの字も知らない(バスケットの

細かい反則って難しいですよね)自分にとっては本当に貴重な資料です!

現在もブログを更新されたり、複数の若い年代の指導をなされていたりで、

バイタリティが凄まじい方です、バスケの考えも中村監督と似ている部分も

あり(外から見ると中村監督のほうが短気だが、コートに入ると山崎先生のほうが

短気、との記述あり)興味を抱いた指導者であります。

これから少しずつ、山崎先生の著書も見るのが楽しみです^^

では良い夜を! naoto:-)


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