2017年9月26日火曜日

名将中村和雄監督の発言から勝利の秘訣を考える 第34かーてぃす 「僕のもとにいたってことは、だいたい選手に文句言うコーチに育つんだ。」























この言葉は富山との対戦時、相手HCが下地さんだったときのもので

(JBL時代一緒にやってた)下地さんを認めている内容でした。

 バスケットの監督のシステムって野球、サッカーとちょっと違って、若いうちから

指導者になる人多いですよね。今期プロ野球のセリーグで監督がみんな40代になったと

話題になってますが、Bリーグだと20代で監督やってる人もいるわけで、構造の

違いでしょうか^^

監督(HC)になるために誰かのもとで勉強したりするってシステムだと見ているの

ですが、ラーメン屋さんののれん分けっぽいとこもありますよね。

頑固な店主のもとで働いて数年後に自分の店を出す(最近は塾みたいなとこも

あるんですよね?)そうなるとやはり似たところは継承していくわけで・・・

中村監督のもとでやってた、影響を受けている指導者はやはり似たところがあるように

感じています。その似てくる部分を考えますと

・見た目

・精神の部分

・目の付け所

あたりで、見た目が似ているHCもいますし、精神的な教えの部分が似ているHCも

いますし、目の付け所が近いHCもいると見ています。

今日はラーメンを軸に例えていきましょう(そんなラーメン詳しくない)

まず「名将ラーメン」という独自のブランドがある(中村監督の指導)それは

日本でトップを取っている味なんですよ、ただ独特だから好きな人と嫌いな人が

分かれている、でも日本トップのラーメンであることは間違いない。

そこにラーメン屋さんを開業したいって人が修行に来るわけです、名将ラーメンは

過酷な修行が必要とされます。その修業期間も人それぞれで長くやる人もいれば

1-3年あたりで計画的に修行を終える人ってのもいる(どっちがいいのかは人による)

それで、修行後店を出すんですが・・・どこかしら名将ラーメンの名残がある。

自分は名将ラーメンのファンで、ラーメン自体はそこまで好きでもなかった

(ここでのラーメンとはバスケの意味です)しかし、名将ラーメン食べてから

ラーメン(バスケ)美味しいな、種類もいろいろあって食べ歩き楽しい!みたいに

なってる人です笑 そしてラーメン(バスケ)を食べ比べていると、やはり店主

(監督、HC)の違いによって大きく味が異なるということに気付きました。

似てくる部分に話を戻しますとまず

・見た目

「コートは檜舞台!」と中村監督はおっしゃるように、中村監督に影響を受けてる

指導者は見た目がきりっとしている人が多い。プロ以外にも影響を受けている

方がたくさんいるのですが(中学、高校など)綺麗なジャケットを着て6人目の選手の

ように動き回ってる監督を見ると、うれしくなります。あと表情、振る舞いが

似る現象もあり自分が注目してるのは相手が良いプレーして点を取ったあとの

表情。中村監督に影響を受けてる方はがっかりした表情をしない傾向があるように

感じます。(指導者が弱気、うろたえたらダメ)

・「精神の部分」

プレイヤーである前に人間としてちゃんとしてないといけない!これは名将と

呼ばれて、長く活躍してる方はみんな言う言葉です。自分が誤解してたのは

bjリーグの時選手がチャラいイメージがあったのですが、そうではなかったことで

(そういう選手もいるんでしょうが)バスケ好印象であります。

特に学生を教える指導者に「人間としての品格」を口ずっぱく言う方が多い気がするの

ですが、プロでもしっかり伝えているようでそういう指導者の方は好きです。

フクオカの河合HCが「学生より学生らしく」といっていましたが、中村監督の

影響を受けた指導者(高校)の試合を見たら学生なのにプロっぽい振る舞いをしていた

(いい意味で)チームがあり学生はプロの良いところを、プロは学生の良いところを、

持ち込んでいるのかなと思います。高校野球とプロ野球の違いで大きいのは

「崩れやすさ」だと考えていて、甲子園には魔物が住むと言われますが、学生のほうが

精神的に波があるので試合が荒れやすい、ということは悪いときの波をプロのように

抑えれば強くなれるという理論でしょうか。学生スポーツの良さは

「一生懸命なところ」(プロは負けても試合が続く)で、一生懸命やってたほうが

良いことはあるはずで、プロなのに細かいところを一生懸命頑張るってのは強い。

Bリーグ見てて思うんですが、ミスにも種類があって、大きいけど大したことない

ミス、小さいけど重犯罪のようなミスはあると思います。小さいけど重いミスは

どうやら「人間的」な要素も絡んでいるのではないかと考えます。

・目の付け所

「僕のもとにいたってことは、だいたい選手に文句言うコーチに育つんだ」

スポーツの指導者にもいろんなタイプがいて、わかりやすく

厳しいか、そんな厳しくないかに分けるとすると、中村監督(と、その影響を受けた

指導者)は厳しいタイプが多いと見ています。その厳しさの中で、特に厳しいのは

・弱気なプレー

・きっちりやらないプレー

だと練習を見ていて感じました。弱気なプレーとは

「チャンスでシュート打たない」とか「ドリブルでボール運べるのに安易にパス」

などのプレー、これは相手から見るとわかりやすいのですが、バスケは点の取り合い

競技なわけで点を取る行為が相手にとって一番嫌なわけです。となると

チャンスでシュートを打たないって行為はお風呂上りにあったかいお茶を飲むくらい

対戦相手はほっとするわけですよ。チャンスを逃がすと大体ひどい目に合う!

バスケの面白いところは良いリズムだとシュート入りやすい、リズム崩れると

シュート入りにくいってとこで最初のチャンスを逃がすと上手くいかない率が

高い。ということは損ですよね。

そういった細かい損が最終的に大きな点差になる(1ピリオド1回ミスったら

2-3点損するって考えると10点くらいの損害になる)わけで、同じくらいの

力のチームとの対戦で10点って相当大きいですよ!

きっちりやらないプレー、これはゴール下のシュート(レイアップ)とか

気の抜けたパスミス(雑なパス)が該当すると考えます。

bリーグを見ていてもファストブレーク(速攻)からレイアップを落とすシーンや

なんでもないパスミスでボールを失うってことがあります。

将棋の本で読んだのですが

「最初のミスより次のミスが被害が大きい」だったかな?

将棋のトップクラスでもミスったな、という手を指すんですが、それを相手が

ミスって処理するとこっちが有利になる、という意味でバスケで考えますと

相手のミスでターンオーバーして、ファストブレークしてレイアップ落とすと

レイアップ落とした側のほうが精神的にダメージありますよね?

2点取れるプレー失敗して相手に2点取られたら2点以上のダメージが生まれると

思うんですよね、野球でも強いチームってチャンスで点とれるだけ取る

(今期の広島)じゃないですか?相手のミスを確実にものにすることで点数以上の

ダメージを与えることが出来るので、取れるとこはきっちりとる!

厳しいけど勝てる監督っていうのはミスの中でも「許すミス」ってのがあって

「攻撃的なミス」がその許すミスに該当します。

以前指導の中で見てたんですが、バスケでオフェンスの時走りこんでくる味方に

出すパスってあるじゃないですか?それが合わなかったんですよ、

でもそれは怒らない。なぜかというと前に出したパス(攻めたパス)が合わなくても

ボールが外に出るから相手ボールになるだけ、しかし横や後ろに出したパス

(攻めてないパス)をカットされると相手に点とられる(さっき書いたファスト

ブレークでレイアップのパターン)わけで重みが違うんですよね。

しかし難しいのは攻撃的に攻めればなんでもいいわけじゃなくて、ちゃんと周りも

見ないといけないってことで、なんでもかんでも攻撃的に行くのもダメ!

おそらく良い指導者と良くない指導者の大きな違いって、細かい部分の目の付け所

だと思います。ミスを全部見つけて全部指摘するから良いってことはないし

見逃してばっかりでももちろん良くない。

バスケってHCがタイムアウトとるじゃないですか?そこの感性注目してるんですが

大体中村監督とその影響を受けてる指導者は早めだと思いますね、早く

タイムアウトで処置して、相手のタイムアウトも使うってことなんですかね?

早く見切れるってことなんでしょうか?今期は各HCのタイムアウト術も

追ってみます笑

 ながながと書きましたが、やっぱり指導者の方好きですね^^

選手はスタッツもでるしわかる部分が多いけど、指導者(監督)ってなかなか

評価難しいと思うんですよ。5位でも良い5位ってのもあるし、3位でもダメな

3位ってのもあるし、選手は育ったんだか育てたんだかよくわからないし、

理論がしっかりしてるからって良い指導者とは限らないし(サッカーで思うんですが

外国の指導者って理論凄いんですよ、でもフィットしなかったり大したことない

人多い)

そしてHC(監督)って凄い重圧の中でやってるわけで集団競技の監督だけど

監督という仕事は個人競技だと思うんですよ、なかなか応援しがいありますよね^^

今期もHCを注目しながらバスケ見ようと思います^^

次回は

「イカってどうやったら釣れるんだろう、防波堤でイカの墨しか見たことない」(仮)

です、では良い夜を! naoto:-)



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