2016年6月30日木曜日

読書感想文 vo1 「心をこめて」 中村和雄著 ”この本は力の書だ!"
































 読んだ本のことを書くシリーズ始めました^^

第一弾は自分が最も尊敬する指導者、中村和雄監督!(昨年からのくせでこう呼んでいます)

のエッセイ集です。

内容を簡単に書きますと

共同石油時代(今から約35-40年前くらい)の日々の戦いを書いたもので、中村監督が

40歳あたりの日々の思考、行動が詰まったものです。

強豪チームになる前の葛藤、苦しみ、試行錯誤が詰まっていて、自分は74歳から(映像や

書物でも65歳以降)の中村監督しか知らないのですが、今よりさらに激しく、鋭い

中村監督、そしてベースは変わらない中村監督の考えを知ることができます。

 この本の中で、中村監督が語っていたのですが、

「厳しさ一辺倒」の指導からの変換期というものがあり(40歳くらい?)そこからは

現在と近い部分が多い。

勝つことが一番大事、勝たせることが自分の役目、と考えている中村監督の

勝てない時期の葛藤、相手の長身外国人に勝つための戦い、そして代表チームを

率いた時代の考え方は唸りましたね。

監督業のことも語っていた部分があるのですが、指導者として体と気持ちが

一番いい状態にあるのは40-45歳くらい、という記述があり、この本を見る限りでは

現在のように長くコートに立つことはそんな考えてなかったような記述があります

(ラジオでも以前は60歳くらいでもういいかなって思ってたという発言あり)

激しさの面でも、相変わらず(というか以前のほうが壮絶)な記述もあり

8年間でコートに投げつけて壊した時計は6個!

とか

練習が上手くいかず遠征先から帰る切符を粉々にして金の工面で困った!

など、熱さも変わらず。

 本が後半になると、勝利をつかんだ後、総合的な考え方にも触れることができます

勝って、アドバイスをしてくる人がいなくなってきたから、自分を見て意見してくれる人を

探して、朝までバスケ談義をしたり(その方は素晴らしい方で熱い方なんですが

夜になるとやはり酒が入る、そこで揉めることもあったそうです、中村監督は

酒飲まないからタバコを相当吸ってた時期もあったようです)

リクルートの難しさ、現役を終えた選手のこと・・・バスケット以外でも

気づきを与えてくれる本ですね^^

この本はもう絶版となっており、ネットでも手に入れることができないんですね、

なので県外まで行って図書館で読みました(なので画像がない)間違いなくそういう

時間をかけても読んでよかった本、希少な本、ということで自分の中では

”力の書”と呼んでいます。

スポーツの指導者の本を読むのが好きなのですが、バスケットは選手数が

少ない(スタメンだとサッカーは11人、野球は9人、ラグビーは15人、バスケは5人)

ということもあり監督の考えや練習が反映されやすいと思うんですよ、そのため

本を読んで、試合を見るとスポーツっていうか生き様が見えるような気がするんですよね

まだまだ指導を続ける中村監督、これからも大きな期待と応援を続けていきます!

情熱大陸とかにうってつけの人だと思うんですよ、というか情熱溢れすぎ大陸の

方です^^

 読書感想文は定期的に書いていきますね^^面白い本、面白い人が居たら

教えてもらえると嬉しいです。

では良い夜を! naoto:-)

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