2016年12月6日火曜日
名将中村和雄監督の発言から勝利の秘訣を考える 第19かわさきせんせい 「ダメなのを強くしていくのが面白いし、やりがいがあって好き」
中村監督にバスケを学んでるというか人生訓を学んでいる気がします^^
ちょっと日本で名将だな、と思っている人物を挙げてみると
バスケットボール 中村和雄監督 加藤廣志先生 井上眞一先生
野球 野村克也監督 落合博満監督
サッカー 岡田武史監督 佐々木則夫監督
そしてラグビーのエディー・ジョーンズ監督、シンクロの井村雅代HCが自分の思う
名将。
で、ここに名前を挙げていないのですが良い指導者だなと思ってる方もまだいます
どうやら「勝てる指導者」を僕は名将と思っているようです^^
そのなかでタイプがやや分かれている
(移動を好む、好まない、直情型、忍耐型など)のですが、名将には
「ダメなのを強くしていくのが面白いし、やりがいがあって好き」
タイプが多い気がするんですよ。
やり遂げると次に行きたくなるってタイプでは
中村監督と岡田監督は近いものがあると見ます。
本の中でも述べていて、今でも行動で教えてくれるのですが、岡田監督は今
FC今治の代表者をやられていて、ドキュメンタリーでも見ましたが
監督、コーチ陣と一緒に暮らしながら頑張っているんですよね!
普通に考えれば、日本代表監督で過去最高の成績を残し、Jリーグでも勝っている
指導者なんだから、そんな苦労しなくてもいいのでは?と思うんですが
夢に向かっての努力を続けています。
タイトルに恵まれていないので名将と書ききれなかったんですがサッカーで
素晴らしい指導者に松本育夫さんという方がいます。この方はJリーグ最高齢監督
という記録を持っている方(71歳で監督してた)非常に熱い指導者で
人生においても修羅場をくぐっていて、人間的深みという点だと若者は
かないません。勝負師、というか教育者の感じがあって、監督を務めるチームも
立て直しが必要なチームが多かった(著書の中でもお助けマン的なオファーが
なぜか来るって書いてありました)のですが、そこで成果を出し、数々の影響を与えてきた
というタイプで結果的に
「ダメなのを強くしていくのが面白いし、やりがいがあって好き」
に該当していると思われます。
反骨タイプの名将ではやはり野村克也監督!
野村監督も74歳まで監督を務め(まだやりたそうですよね)たのですがその経歴は
努力、努力、努力!
選手時代も契約打ち切られる寸前まで行って、努力。打てないコースがあると努力、
相手をどのようにアウトにするかってのも努力。
努力=研究っていうところがあるので、新戦術も多く編み出したのが野村監督の
凄いところで
クイックモーション(盗塁を防ぐために投手が早いモーションで投げる)
ギャンブルスタート(三塁走者がバットに当たったらスタートを切る)
一人一殺(投手の小刻みな継投、相手の打者1人に1人の投手をあてる)
など様々な戦術を作ったのも凄いところ。
データの重要性を見せているってのも野村監督の凄いところで、あと
野村監督の下でやっていた選手が指導者になり成功しているパターンが多いのは
素晴らしいですよね。金よりも人を残すのが上、という考えに沿っていて
野球の進化に大きな貢献をしている指導者だと見ています。
思うのですが、「長くやれている」ってのがポイントで、どうやったら長くやれるのかって
考えると
「やりがい」
なんですよね、
エディー監督はちょっと違うのですが、ここに挙げた名将の方は
「お金ではないもの」を求めてるような気がして、それが「やりがい」
何がやりがいがあるのかっていうと
「弱いチームを強くすること」
弱いチームを引き受ける~鍛えて強くする~勝つチームになる、
そしてまた新たに弱いチームを引き受けるって行為がやりがいがあって、結果として
長く指導者を続けている要因だと見ます。
書くのは簡単ですが、上手くいったものを辞めて、また新たに弱いとこで始めるって
リスク大きいじゃないですか、それをリスクとしてとらえないのが
「名将」
なんですかね。
良く監督って料理人に例えられるんですが、中村監督ってブレずに自分のやり方で
美味しい料理を作る料理人だと思うんですよ。材料にそんなこだわらないけど
(材料の内部にはこだわる)自分のやり方で美味しい料理を作る、そのやりかたで
いろんなカテゴリーで評価される(女子の高校、実業団、男子のプロで優勝)って
いうのがほんとに興味深いんですよ。スポーツでよくあるじゃないですか
大学では良い監督なのにプロで采配したらダメ、とかおそらくちょっと違うやり方が
必要になると思うんですが、その壁をぶちこわして成功するやりかたってのは
興味ありますね^^おそらく追っていってもわからない領域だと思うのですが・・・
追いかけたいと思います!
では良い夜を! naoto:-)
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