2017年3月5日日曜日

名将中村和雄監督の発言から勝利の秘訣を学ぶ 春特別篇 ”中村監督のシュートの指導に人生論を感じる、バスケットボールのシュートは人生の縮図ではないか?”






















 中村監督を凄いなって思っている人の中で自分が一番

「バスケットを知らない人」だと、思います。

人の縁、というんですかね?ほんとにこれはよくわからない。

意外なところで素晴らしい人と出会ったりすることがあるから、40、50、60、

70歳とかになっても面白いことはあると思います。

 中村監督の指導の中で目を引いたのが

「シュートに対する厳しさ」で、

プロでも小中学生でもシュートに対しては厳しい、プロチームの練習の際

練習でシュートを落とした選手に

「そんなんで給料もらってるのかよ!給料返せ!」

とか言ってるのを聞いたことがあります。

で、そのシュートに対する考えを考察するのですが

・打てるときは打つ

・簡単なシュートは落とすな(外すな)

・どんどん打つ

がキモだと見ているんですが、Bリーグ見てても簡単なシュートを外さない

試合はないですね。それで人間がやってるのでチャンスで打たないときも

あるし、シュート打つのためらうときもある、そうなると悪循環になって

行くことが多いように思います。

このブログではスタッツを調べていて、以前シューターのスリーポイントに

ついて書いたと思うんですが40%の確率を持っている人が毎試合

40%決めるってことではないのがポイントで、ある試合では5本打って

1本も入らないときもあれば、5本打って4,5本決まるときもある。さらに

「不況」と名づけたんですが両チームシュートが決まらない試合も結構ある

片方のチームがやたら決まる日もあれば、両方のチームが良く決める日もある。

面白いですよね。

自分の考えとしては

「スリーポイントは運、波がある」というもので

まさに人生のバイオリズムじゃないですか?打ったらだいたい入る日

(何やっても上手くいく時期)もあれば打っても打っても入らない日がある

(何やっても上手くいかない時期)それで、1本入ると入りだす現象って

あるじゃないですか?人間も同じでちょっとしたきっかけで開花するってことが

あると思うんですよ、逆もあるわけでバスケットの

フリースロー(1点)インサイド・ミドル(2点)スリーポイント(3点)の

スリーは人生においての運、流れと近い気がします。

それで中村監督は入らなくてもシューターはどんどん打てって言うじゃない

ですか?それは挑戦(チャレンジ)の回数を増やせって意味合いだと思うんですよ

挑戦する回数が多ければ多いほど成功する可能性は増えるわけで、人生の

運、波をつかむためには挑戦、それをスリーポイントに見ています。

 インサイド・ミドルの2点は人生で言ったら努力の部分に入ると思います。

スタッツを見たんですがBリーグ最強選手のファジーカス選手の2点決定率でも

57・6%、スリーポイントよりはリアリティある数字なんですが

努力って結構実を結ばないことがある!笑

おそらく生きている人ってみんな努力してるわけですよ、でもその努力が

成功に必ず結びつくというかと言われると、そうでもない。

スリーポイントが運、流れと考えて、努力してもそれに勝てないってことは

結構あるわけです。

例えばですが、先日ドキュメンタリー見てたんですよ。物凄い周りを救う

活動をされている高齢の方がいたんですよ、その人はあまり体が強くなくて

その理由もあって結構年上の人と結婚するわけです(その人に子供が何人か

いた)それでその高齢の方って結構長生きしたんですが、息子が50代で

亡くなったわけなんですよ(自分が生んだ一人息子)そういうのを見ると

「真面目に良いことしてる人に試練を与えすぎじゃないか」っていつも

思うんです。少数派ですが生まれつき弱いところがある人って一定数あって

そこをいくら頑張ってもクリアできない問題もある。

有名人の子供とかスタートラインから優遇されてるじゃないですか?

(だから年を重ねたら大変なことが多いと思う)人生も不公平さがあって

いくら努力しても上手くいかないことはあるけど、努力したほうが良いことは

起こりやすい。

データで考えると

スリーポイント40%だと10本打つと12点取れて

ツーポイント50%だと10本打つと10点

フリーを作るための動き~とか言いますがツーポイントのほうが汗水たらして

努力してるじゃないですか?

おおきな運、流れにはちょっと負けるかもしれないけど努力してれば

いいことは必ずある!スリーが常によく入る試合なんかないわけで

2点を確実に取る(努力)はやはり人生でとても大事なもの、という位置づけ

でしょうか。

 最後にフリースロー(1点)これは「辛抱」だと思いますね。

バスケ見てると点が入らない時間帯ってのが必ずあって、そこでスリー

(運の比率が高い)でいって入らないとまずいことになる。そうなると

インサイドで2点を取りに行くわけですが、相手も厳しく来る、そうなると

ファウルでフリースローを2本もらえる。

フリースロー2本貰うということは0点か1点か2点のわけですよ

フリースローが上手い選手は90%とか決めてくるんですが、だいたいは

70%台だと考えると、1点は大体入って良ければ2点、という感じですよね

ツーポイントの決定率が高い選手で60%と考えると

5本打って3本入る=6点

フリースローを10本打って7本入れると結構儲けなんですよ

相手にファウルも加算されますし、お得だ!

そしてフリースローってトータルで見るとそこまで勝負を分けないんですが

局地的に見ると滅茶苦茶勝敗を分ける気がするんですね

例えば4ピリオド残り2分で2点勝ってるとき2本フリースローもらったりすると

超重要なわけですよ、2本決めれば4点差、1本決めれば3点差、0本だと

2点差。そこで2本決めるとチームの士気が上がるし、0本だと相手の士気が

あがるじゃないですか、4点差で勝ってれば相手は遠目からのシュートが

増える(気持ち的に)わけで焦ってる、そこで良いディフェンスすれば

シュート落ちてリバウンド拾える。2点差だと相手は2点でも良いわけで

確実性の高いインサイドから来ることが増える(気持ち的に)もしその

インサイドで決められてファウルでもしたら逆転されるわけですよ。

そのくらい重いフリースローってのが割とあるわけで、人生の「辛抱」と

似てる気がするんですよね。辛抱と努力ってなんか近いじゃないですか

流れが来ないときは辛抱して努力、これバスケットじゃないですか^^

 Bリーグ見てて強い感があるのって三河、川崎、栃木なんですが

特に三河、川崎は外からも相当点とるわけですよ、それで中でも強い、さらに

フリースローも決めてくるわけで、旧BJからしたら

「出木杉君」状態なわけですよ(欠点がない)でもバスケは毎回安定してる

ことはないので、弱いチームは「努力」「辛抱」が大事で前向きな気持ちで

運、波をつかむスリーポイントが勝ちを拾える鍵だと思うんですが・・・

あと自分の中で現在Bリーグ最強は千葉なんですよ、これ単純な理論で

「最初のタイトル取ったから」なんですが、千葉は外からの攻め多いですよね

それでアームストロング選手っているじゃないですか?彼は守備が上手いと

評判なんですが、守備で相手の「努力」(インサイドの2点)を消してしまえば

波のある外からの攻めで来るわけで、そうなるといつも外から多く攻めてる

千葉のほうが有利な気がするんですよ。今度

「守備が良い選手は価値が高い」スタッツ出したいですね。センターの選手

見てるとどうも点数が少ないけど利いてる選手ってのがいるわけで

(アームストロング選手とか)そういう選手がいるとオフェンスは心理的に

劣勢になるのでは?

 長くなりましたが

「良いリズム、いいタイミングでシュートを打つ、レイアップのような

イージーは絶対落とすな、フリースローの1点2点が大事」って深いですよね。

あと、「シュートセレクション」ってあるじゃないですか?どういうシュートを

打つかって問題なんですが、弱いチームはそこがまずい気がするんですよ

人生でも

「ここは我慢だ!」 とか

「ここはどんどん行くところだ!」 とか

「ここは耐える所だ!」 ってあるじゃないですか、弱いチームは

ちょっとギャンブル的なシュートセレクションがあって・・・自滅パターンに

陥ると見てるんですが、人生もそうじゃないですか、そんなに才能、能力の

ない人(だいたいの人)は基本汗水流して2点取って、ここぞってときに3点

打って、辛い時期はフリースローでしのぐ。

書いてて思ったんですが

常に3点狙いもいいかもですね笑 (起業家とかそれっぽい)

シュートは入るときもあれば入らないときもある、入らないときは・・

ディフェンス頑張ってチャンスを待ちたいと思いました。

今日のまとめ

・運や流れは常に動いているのであてにすると危ない

・努力は成功に結び付かないことが実は多い、しかししてることでのメリットは

大きい

・流れも来なくて努力も実を結ばない、そういうときは辛抱するといいことがある

・絶対落としてはいけないシュートというものがある

・弱いチームはイージーな2点シュートが時折落ちる

中村監督は

「日常生活をしっかりすることが勝利につながる」とおっしゃっていますが

しっかりした日常生活は判断力とか、細やかな気遣い、あたりまえのことを

あたりまえにする力を上げる効果があると見ていて、シュート(挑戦)の

前段階の仕込みの部分も大事なように思います。

勝負師と呼ばれる方がよく教育者的一面を見せるのはやはり勝つためでもあって

底知れぬ恐ろしさを感じます、今日は東京対栃木、渋谷対三河など面白い

試合がありますね、イージーナシュートに注目しながら試合を楽しみたいと

思います^^

では良い一日を! naoto:-)

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