2017年3月27日月曜日
名将中村和雄監督の発言から勝利の秘訣を考える 第28なかなかなまいきなんだ 「あの人(秋田ノーザンハピネッツ田口選手)にはよく救われた^^」
オカルトは信じないのですが、縁とか流れはあると思います。
今日は
「あの人(秋田ノーザンハピネッツ田口選手)にはよく救われた^^」
という言葉を取り上げていこうと思います。
この言葉の文脈としては、練習で怒って「しまった・・」と思うことがある、それで
次の日練習に行くと田口がニコっと笑ってくれて「よかった^^」となる。
先日シンクロの日本代表ヘッドコーチ井村雅代先生の講演会に行って
思った、というか確信に近づいたのですが
「一流の指導者は香辛料である」
というのが自分の考えで、凄い指導者っていうのは個性が強烈で、人に良く
思われようともしないし、衝突をいとわない、刺激的な人がほとんどだと
思います(世渡り上手な一流の指導者ってほとんどいないはず)
そうなるとやっぱり、合う合わないが出てくるわけで、教えた選手でも
伸び率が変わってくると見ているのですが、
中村監督が「わさび」だとすると田口選手は「無名の白身魚」だったと
見ているんですよ、わさびって単体で食べることはほとんどない(わさび巻とか
あるようですが)薬味で輝く食材(大事)なわけで今日は寿司で考えると
白身魚(あっさり)だったら分量と加減次第でお互いが引き立つ組み合わせだと
思うんですね。白身魚ってのがポイントで
あっさり(素材は良いけど、おいしさの引き出しを開けきれてない)ってことは
調理しがいがあるわけですよ、しかも無名の白身魚だったわけで
「どんどんおいしさ引き出してください」状態で用意していて、調理されても
耐えた。これがもし名前がある白身魚、つまり素材は良いけど調理されたく
なかったり、変わろうとしないタイプの選手だったら伸び率は低かったと
思われるのですよ。
そして「わさび」に負けないだけのものが田口選手にはあって
それが「キャラクター」だと思うんですね、この前のアルバルク戦見ました?
あの試合後のインタビュー素晴らしかったじゃないですか?
オールスターでもみんなにいじられて、スリーポイント競争では美味しいとこ
持って行った(でも試合で入らないあたりがいじられキャラ)
個性と個性がぶつかると、お互いの良さを消すパターンとか良くも悪くも
ならないパターンとか、美味しくなるパターンとかあると思うんですが
「お互いにとっての新境地が見えた」
ってパターンがあの二人にはあったように思います。
おそらく人は誰でもあるきっかけで大きく変われるってことがあると
思うんです、でそのきっかけが現れたとき田口選手のような
「癖のない白身魚感」でいれば人生は良いほうに進んでいくような気がします。
で、田口選手を「無名の白身魚」と例えたんですが、実際はカサゴ、マゴチの
ようあまり流通しないけど相当美味しい魚で、人間は誰でもそんな
面がある(カサゴとかマゴチってスタイリッシュではなくて外から見ると
そこまでおいしい感じはしないんですが美味しい)ので今ちょっと
素質を出せてなかったり、伸び悩んだりしてても、良い調理してくれる人が
現れたり、旬になって美味しくなったりすることがあると思うんですよ、
刺激的な人も分量とタイミングで最高の薬味となるし、めちゃくちゃ
素直な人と出会っていい感じに辛さが調和するかもしれない、縁とか
タイミング、あると思います!
今日のまとめ
・「香辛料的な人」は受け止め方が大切なのでは?
・「あっさりして癖のない」状態は吸収率が高い
・出会うタイミングがいい人ってのは価値が高い
・タイミングが悪い人は追わないほうがいいのかも
・人生は足し算だけではない(掛け算もある)
次回は 「このしろ(魚)がちょっといとおしく見えた日」(仮)
です^^ では良い夜を! naoto:-)
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