2017年6月30日金曜日

名将中村和雄監督の発言から勝利の秘訣を考える 第32あさやま 「僕は結構いい加減なんだ」






















 先日中村監督にご飯を誘ってもらい、お話を聞く機会がありました。

「もの凄い情熱的な方である」 「細やかなところを見る部分と大きなところを

見る大局観というのを同時に持っている方である」 「人情に厚い方である」

たくさんの感動があり(緊張して何を食べたとか、味は一切わからず!笑)

素敵な時間を過ごせて感謝しています。現在も各地で指導を続けている

(とても忙しくされている)中村監督、これからも応援させていただきます!

 今日は

ラジオや他のところでも語っていた

「僕は結構いい加減なんだ」

という言葉について考えていきたいと思います。

自分が今名将と思ってる方が10-20人くらいいる中で、共通しているのが

「競技にたいしてとても真面目である」

という部分で、勝つ、成功を収めるためには「競技にたいして真面目、

真摯に向きあう」ことが重要だと見ているのですが、真面目だけでは勝てない

というのが自分の思うところであります。

なぜ真面目なだけでは勝てないという理論になるかといいますと、

この世の中グレーソーンって凄い多いじゃないですか?そして人は

完璧ではなく、完璧を求めようとするといろいろと壊れてしまう。

ことわざで

「水清ければ魚住まず」

っていうのがあるんですが、自分釣りするんですが確かにそうなんですよ!

天気が良く、水が澄み切ってるとき釣れない!あと川でもきれいすぎる所は

大体魚種が少ない!ちょっと曇りだったり、濁り入ってたり、障害物とか

藻が生えてるほうが魚っていると思うんですよ

(いても自分はなかなか魚釣れない!笑)

そうなると、適度な遊び(川で言ったら濁りの部分)が必要だとなるわけで

「僕は結構いい加減なんだ」

という発言は、真面目だけど遊びの部分もあると捉えることができるんですね。

適度な遊び(いい加減さ?)を見たエピソードが2つあって

まず

エピソード1 「書いたもの家において来た」

これは自分が質問したのですが、指導者に対する疑問で

「指導したこととかメモしたりしているのか?」ってあるじゃないですか?

それを中村監督に聞いたことがあるんですが、記録してるという答えで

カバンの中を探して見せようとしてくれたんですが

「今日はちょっと家において来たな」

という答えで自分は思いました。

「真面目一辺倒な人はおそらく記録するものを常に持っているはず、

見せることが出来なかったら、書いてるけど見せれないなと言う」

非常に戦略的な方なら「見せてはいけない」という考えが働くと思うんですが

僕に見せたところで意味は解らないわけですよ(いまだにバスケの戦術

よくわかってない)

このエピソードから思ったのは

「滅茶苦茶臨機応変な人なのでは?」

エピソード2 「今日は誤魔化した(笑)」

秋田ノーザンハピネッツの時試合後の取材での発言で、ちょっと誤魔化して

上手くいった、という趣旨の発言なのですが中村監督は

「誤魔化す」というのが嫌いでゴマも食べないという徹底ぶり!しかし

勝利の為なら誤魔化すこともいとわない執念・・・!

「勝負師」と「教育者」というタイプがあると思うのですが、

勝負師って自分のポリシー曲げても勝つことを選択する人だと思っていて

教育者タイプは自分のポリシー(チームのポリシー)を曲げて勝つことに

躊躇があると思うんですね、勝利優先、しかしあっさり考えを変えて

勝ちをつかむ姿勢は真面目一辺倒な人には難しいことだと考えます。

 ある著名な作家(実業家だけどどう考えても作家だと見てる)が

「超一流の人はある意味では不幸になりやすい」ということを書いているの

ですが、これっておそらく

「融通の利かなさ」

だと思うんですね、仕事で大成功したノウハウを家庭とか生活に持ち込んで

成功するってことがないじゃないですか、むしろ家庭とか生活に完璧を

求めすぎると不幸になるじゃないですか?人なんかみんなそうで

良い所だけではないじゃないですか笑 そして悪い部分を完全に治すって

ことなんかできない、となると

「加減」

大事で、いい加減ってのは「良い加減」とも読めるわけで、

車のブレーキのように「遊び」の部分重要ですよ。

コーヒーにミルク、お子様ランチに旗、女性に適度な脂肪が必要なように

いい意味での「いい加減さ」良いと思いますね^^

今日のまとめ

・完璧を求める所と求めてはいけないところがある

・自分の考えに固執すると負けることがある

・真面目なうえでの適当さは大事

・テレビで適当さで人気の芸能人は裏では真面目だと見ている

・料理でも適当でいいとこと適当にしたらダメなところがある

・バスケットボールという競技の特性として真面目になる傾向があるのでは?

 次回は 

「スポーツごとの性格ってありますよね?」(仮)

です、では良い夜を! naoto:-)



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