2017年1月17日火曜日
名将中村和雄監督の発言から勝利の秘訣を考える 第22かんぷうざんがっしゅく 「この子自分でみーちゃんって言ってるんだから多分かわいいんだね、良い感じだね^^」
伝説的ラジオ「カズに聞け」の中で時折相談される恋愛の悩みに対する中村監督の
答えははずれがありません!
この言葉の流れは
ラジオネームみーちゃんの質問で
「好きな人がバスケットをしていて告白したらバスケットがあるからと断られた、でも
まだ好きでどうしたらいいか」
という質問(青春)で
中村監督は答えます
「それは多分嫌いなんだよ」(正論)
「そういう男は追ったらだめ」
「バスケットしてるということは、試合で見れるからそれでいいじゃないか、そうしよう!」
と、三球三振とれるくらいの答えを提案します。笑
それで話が終盤になると
「彼氏秋田でバスケットやってるってことは上手いのかな?そうなると強いのは
能代だから・・・」と、確定しに入る!
そして最後に
「この子自分でみーちゃんって言ってるんだから多分かわいいんだね、
良い感じだね^^」
で終わるんですが、どうもここら辺に勝利の秘訣があると踏んでいるんですよ。
中村監督は指導者にとって大事な点に
「見る目」 「感性」 という点を挙げているんですが
「みーちゃん」という名前に反応する感性って、なかなかないと思うんですよ。
たしかに自分でラジオネーム考えるとき
「みーちゃん」ってなんか自信ありそうじゃないですか
これが
「悩める17歳女子」とか 「ぶー」とかだったらあんまりかわいくない感じで
「みーちゃん」と自分でラジオネームにする強い意志を感じます
(そういうこと言って飼ってるペットの名前だったりして)
なんでもそうなんですが、この 「感性」ってのはほんと面白いですよね
例えばこのブログって「発言から勝利の秘訣を考える」なんですが、中村監督の
発言でもっと勝負に関したものが一杯あるのに、結構違うところを見ていることが
多く、それが「感性」なのかな、と思います。
指導の際でも感じることが出来て
「ここを見ているのか!」
ってところがあるんですが、おそらく日本トップクラスになると
「いろんなものが見えてる中で、ベストの要点を教えることが出来る」
だと思うんですよ。多分いっぱい見えた中でサッとベストな手を選ぶ感性が
ずば抜けているのではないかと。
そう考えると
元富山グラウジーズHCの下地さん(元OSG)が
「カズさんは将棋が強い」
と言ってたのがなんとなくわかるんですよね。
将棋のトップになると打つ手が相当頭に浮かんでサッとある程度打つ手を絞れるって
いうじゃないですか?それでサッと直感で打った手に良い手が多い。しかも
将棋って終盤になると時間が無くなって序盤と思考回線が変わってくる
そのノータイムで詰めさせる(逃げる)って状況試合が動いて流れが二転三転する
サッカーやバスケットとの監督となんか似てますよね?
「みーちゃん」からだんだん深い話になってきた!笑
脱線したまま行こうと思うんですが
「優れた指導者の感性」って
大通りではなく路地裏に美味しい店があるような感じがあるんですよ。
現役から良い選手で性格もしっかりしていた選手が監督としてはイマイチって
ことよくあると思うんですが、どうも良い指導者は大通り以外にも路地裏に立ち寄ってる
(性格としてもちょっと生意気だったり、若いときそんな優等生ではない)ような
コクがある気がする。
そう考えると現役時代ちょっとやんちゃな人のほうが指導者としては面白いわけで
なんか人生みたいですよね。
「みーちゃん」の恋愛がどうなったかわかりませんが(相談って相談者がだいたい答えを
もっていて、その背中を押してくれる答えが欲しいそうです。なので女子の相談に
正論で返すと危ない!死ぬぞ!)
バスケットに集中したい、と断った彼氏が本当に
バスケットに集中していて、いつかプロ、指導者になって「みーちゃん」と
付き合ってたら素敵だなと思いました(大体はそのバスケットを口実にして
断った路線だと思いますが笑)
今日のまとめ
・「感性」は全員違う、しかし勝負事に向いている感性はある
・いっぱい見えるからいいというものでもない
・尖った人は年を重ねて味わいを増す
・中村監督の若さは感性にあるような気がする
・千葉の大野監督、新潟の庄司監督は良い指導者オーラあり
では良い夜を! naoto:-)
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