2017年7月27日木曜日

2人の鬼の名将、井村雅代HC(シンクロ)と中村和雄監督(バスケ)の類似点を考えるブログ 地獄の前編 「内は外、外は内」

 先日世界水泳を見ていて勝負の後の井村HCの振る舞いに

「おおっ」となったんですよ。

良い演技をしたにもかかわらず納得のできない順位

(そもそもシンクロなどの採点競技はそこが難しい)のあと

笑顔でコメントしていたんですね。

おそらく内心は相当腹立っていたと思うんですよ、しかしまだ試合が残って

いるということなどの条件があっての笑顔だと思ったんです。

名将と呼ばれる方は戦略家で、振る舞いにも考えがあってやってることが

多いと思うんですよ、スポーツなどでは

・監督がうろたえたらダメ

というものがあり監督は堂々としていなければいけない、相手が予想して

無かった戦術を使ってきて負けたとしても、それを素直に言ったり、

感情に表したらそこを付け込まれる。

以前中村監督が新潟の監督をやっているときに下位の相手に試合開始から

走られて0-17くらいになったときがあるんですよ、まずそこでタイムアウト

取るわけです。

怒らない

そしてチームが盛り返してきて差を5点以内くらいにしたのかな?そこで

滅茶苦茶怒った

この行動なるほど!と思いましたね。

「人が慌ててるときになんか言うとさらに慌てる」

日々の生活でもそうなんですが、言葉って結構重要で、タイミングも

大事だと思うんですよ。パニくってるときは響かない言葉が

落ち着いたときに大きく響くことってあるじゃないですか?あと

「言葉は時間差で来る」

これもあると思います、人の一言って意外に大きかったりします。

バスケの場合タイムアウトってあるじゃないですか?あれの取り方に

指導者としての感性が出ますよね、おそらく中村監督の影響を受けている

指導者は早めのタイムアウトだと思っています

(これも追っています)

というわけで井村HCと中村監督の類似点を1-3回に分けて書いていこうと

思います(書きながら考えてるので終わりが自分でもわからない笑)

 類似点1 「おしゃれである、華やかである」

井村HCはジャージ、中村監督はジャケットのイメージがあります。

以前井村HCの講演会に行ったときがあって、井村HCは鮮やかな上着と

インナーの組み合わせと笑顔が印象的でした、テレビなどのメディアに

登場するときも鮮やかな色の服を着ていることが多く、著書の中にも

着るもの、身に着けるものの大事さを語っているところがあります。

シンクロでは水着なんですが、そこへのこだわりは流石トップコーチで

選手の心理、ジャッジの心理を読みつくした水着を選択していると

思います。シンクロは採点種目ですので

「振る舞い、見た目」に気を付けるのは当たり前なのでしょうが、井村HCの

華やかさというのは素敵です。

中村監督はちょっと女性的な色使いをされる方だと思うのですが

(赤系、やわらかな色)自分が注目しているのは胸元に入れた「チーフ」

アクセントとして絶妙であります、なんとなくですが

「ドラえもんにおける四次元ポケット」の役割だと思うんですよ、

ドラえもんの四次元ポケットって映画とかで結構なくなったりする

(のびたのお母さん映画版になるとのび太の私物捨てる傾向がある!)

のですが、ドラミちゃんが助けに来てくれたりするので意外になくても

大丈夫だったりする。見た目のバランスで重要だと思っているのですが・・・

この二人はハート、心を重視している指導者なのですが、心を惑わすものって

あるんですよ

「だらしない見た目」

人は綺麗な見た目の時はきちんとする傾向があるってのを本で読んだのですが

見た目をルーズにしてるとルーズになるってのもあると思うんです。

シンクロは同調することが大事なわけで、規律大事

バスケもミスしないことが大事なわけで、規律大事

しかしシンプルすぎる見た目だと面白くない、華やかさ、明るさを加えよう

それがこの二人の華やかさ、明るさに影響していると思うのです

あと怖い人が重い色の服を着ていたらさらに怖いイメージになるじゃないですか

それを中和するという意味でも鮮やかな服は理にかなっているのでは?
 
 類似点2 「歯に衣着せない」

この二人、たまにコメントが物騒です笑

そこが好き嫌い分かれるところだと思うんですが、

好かれる<選手をうまくする、勝たせる

という構造のため、言うことは言う!

政治家の方でもいるんですが暴言とかじゃなくてうっかり失言する人って

いるじゃないですか?多分正直なんですよ。

政治家だと一言で足元すくわれることってあるんですが、正直な人って

「言わなくてもいいこと言ってしまう」

井村HCも中村監督も勝った後素直に終わればいいのに素直に終わらない

ことがあるじゃないですか?小言言ったり・・・^^

それは「勝ってもダメなところはダメと指摘する」部分で結構難しいとこだと

思います。

今って結果重視で結果が出る=良い、結果が出ない=悪いという価値観と

プロセスが良ければいいって価値観、2極あると思うんですが

プロセス(過程)が良くて結果も良いってのが最高じゃないですか?

井村HC中村監督はプロセス(過程)への要求が半端じゃない、しかし

結果も重視するっていうところがあって(勝負師)

普通の人とは納得する基準が違うんですよね、その普通の人との基準の違いって

いうのが

「好きか嫌いか分かれる」とこだと思います。

おそらく人にいいように思われようと思えばこの二人は確実にできるはずで

やれるんですが、やらない。

またドラえもんの話になるんですが、のび太君って

「出来るけどやらない」じゃないですか?あれはアニメだからのび太君が

「できる子」だったら面白くないじゃないですか?ドラえもんが面白いのは

のび太君の徹底したぐうたらっぷりなんですよ、勉強もそこそこできて

野球もそこそこできて、しずかちゃんとも普通に上手くいってたら

面白くないじゃないですか?

はっきりした個性=成功につながる

成功=みんなに好かれようとしないこと

だと思います。のび太君って基本モテてないんですがしずかちゃんと

結婚しますよね?その物語って少年時代から一つのものを追い続けた

情熱と成功の物語だと思ってます

(でも実際はないと思う笑 自分の分析だとしずかちゃんって相当変わってます)

今日のまとめ

・おしゃれは良いこと

・言いたいことは言う

・のび太のお母さんのリアリストっぷり

次回は後編です(おそらく)

良い夜を! naoto:-)

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