以前尊敬する中村監督が
「フリースロー落とすとかレイアップ落とすとかそういう1点2点があとで
おおきなことになるんだって」
と言っていて、それを自分なりに考えていて今日は
フリースローに関する考察を書きたいと思います
いきなりの結論なんですが
「フリースローは重要な局面での成功率が大事なのでは?」
というものでデータを調べても唸るものは出なかったんですね、しかし
試合に大きな影響を与えてるのも事実で、書いてみます。
まず
ネオフェニックス
トータル575本のフリースローを獲得し406本成功している
成功率は70・6% 1試合あたり15・1本のフリースローを獲得し
10・6本を成功させている計算。総得点のうちフリースローで得ているのは
約13・9%。1試合の平均が76・2点のうち10・6点をフリースローで獲得。
(全部は調べてないのですがフリースローは外国人選手が多く獲得していると
いう仮定で書いていきます)
ドジャー選手が113本獲得90本成功で79・6%
アシャオル選手が103本獲得で61本成功59・2%
チルドレス選手が86本獲得で60本成功69・8%
フリースローのトータルで今日挙げた4チームでは(獲得数)
アルビレックス696本、ノーザンハピネッツ576本、
ネオフェニックス575本、89ers541本というデータでネオフェニックスは
飛びぬけてはない印象。しかしドジャー選手の成功率が高いのが特徴で
4チームの外国人選手の中ではトップ(2位はガードナー選手の77・9%)
アシャオル選手がやや低く、フリースローも割合多いので相手チームは
考えてやっている部分もあると考えます。
ネオフェニックスが上手く行ってる要因にバランスの良さがあると思うのですが
外から取れて、中もしっかりとる、そして3番目に出場時間が多くなっている
アシャオル選手が成功率低い、というのは上手い構成だなぁと思います。
アルビレックス
トータル696本のフリースローを獲得し527本成功している。
成功率は75・7%。1試合当たり18・3本のフリースローを獲得し
13・8本を成功させている計算。総得点のうちフリースローで得ているのは
17・6%、1試合の平均78・4点のうち13・8点を獲得。
チャップマン選手が149本獲得105本成功で70・5%
バントリース選手が22本獲得14本成功63・6%
ガードナー選手が262本獲得204本成功77・9%
ガードナー選手対策に頭を悩ませているチームが多いデータが出ています。
262本獲得ということは1試合約7本フリースローを獲得し5本か6本は
決めてくるというわけで、相手としてはファウルしてもだいたい得をしないという
恐ろしい選手です。損益分岐点、という言葉を使おうと思っているんですが
シュートモーションでファウルするときバスケットカウントの可能性もあるので
もしガードナー選手をファウルで止めるとしたらあまり出場機会のない選手が
確実にシュートを外させるファウルしないと損すると思います。
チームにとって優先順位1、2番目の外国籍選手がガードナー選手にファウル
してしまうと点も取られるしファウルトラブルにもなるので・・・
優先順位3番目の選手をうまく使うことがガードナー選手対策と考えます。
3人の外国籍選手合計で433本のフリースローを獲得し323本成功の
74・5%の成功率は凄いです。
ノーザンハピネッツ
トータル576本のフリースローを獲得し386本成功している。
成功率は67%。1試合当たり15・1本のフリースローを獲得し
10・1本を成功させている計算。総得点のうちフリースローで得ているのは
14・4%。1試合の平均69・7点のうち10・1点をフリースローで獲得。
モリソン選手が159本獲得103本成功で64・8%
ディショーン選手が111本獲得で60本成功54・1%
ラベネル選手が31本獲得で28本成功90・3%
(ラベネル選手はサンプルが少なかったのでドジャー、ガードナー選手と
比較はしていません)
だいたいネオフェニックスと近いデータになったのですが、成功率で
3・6%、本数で20本ネオフェニックスが上回っているというデータに
なりました(ドジャー選手とモリソン選手の成功率の差?)
以前ブログでハピネッツは外国籍選手の得点が少ない、と書いたのですが
フロースローもそれほど多いというわけではないのでチャンスが少ない
(外の日本人選手を使うのが多い)のかなと考えました。
終盤になるとどうもモリソン選手が鍵になるはずでここで五分、勝っていて
外が入ればもっと勝てると思われます、相手からするとモリソン、ディショーン
選手はバスケットカウント以外ではファウルしても得なように思います、
モリソン選手が替えが効かないのでここを激しくいくのが良いと考えます。
89ers
トータル541本のフリースローを獲得し372本成功している。
成功率は68・7%。1試合当たり14・2本のフリースローを獲得し
9・78本成功させるという計算。総得点のうちフリースローで得ているのは
13・9%。1試合平均70・3点のうち9・78点をフリースローで獲得。
ネパウエ選手が145本獲得96本成功で66・2%
ホワイト選手が72本獲得50本成功で69・4%
(坂本ジェイ選手は50本獲得31本成功で58・8%)
やや少ない、というデータですハピネッツより獲得数は少ないものの
1・7%多く決めるというデータ、マンガーノ選手の出来にかかっています。
Bリーグでは帰化選手を起用しているチームが複数ありますが、この帰化選手の
使い方で明暗がわかれているように思います。1シーズンのうち3人
外国籍選手、帰化選手がいるとしてケガで欠くことがあると思うんですが、
そういったリスクを考えるなら外国人選手3人のほうがいいのかな、
と思いますが桜木選手みたいなスーパーな選手もいるわけでお財布と相談して
チームが考えに考えた選択なのでは?と考えると何も言えねぇ!
データを書きだしてざらっと気が付いたのは
・やたらフリースローが多い試合、少ない試合がある
・入っても負けるときは負ける
・競った試合などでプレッシャーかかると成功率は落ちるのでは?
・試合によって流れでの2点がよかったりフリースローの2点がよかったり
するのでは?
このまえ欧州のバスケを見てたんですが、カップ戦ファイナルの試合で
だいたい2-7点差の競った試合してたんですよ、それで勝ってるほうが
最終クォーターで2回フリースロー2本とも外すってことがあったんですね
(フリースローが下手ではないガードの選手と、そこまで下手ではない
フォワードの選手)その外した時どっちも6点くらい勝ってて
「ここ決めたら勝ち近づく!」ってとこで外して青ざめたんですが
そういうのを見るとトータルでの成功率より
「重要な場面で決めるかどうか」が大事だと思うんですよ
そして守ってる側で考えると確実に2点取られるとこでファウルで止めるってのは
局面によっては得なわけで、勢いも止めることができるじゃないですか?
なので
・1ファウルの価値が人によって違う
・流れの悪いオフェンスの時はフリースローもらうと得
・2本中1本でもありがたいフリースローもある
ってことでフリースローに関する考察が迷宮入りしてる(書いてて段々わからなく
なってきた)んですよ。
それを解明しようとするとまた新基準
「大事なとこでのポイント」とか作らないといけないわけで
ハマっていくわけですよ!
「大事なとこでのポイント」と「大事じゃないときのポイント」は
もう独自の視点なわけで、結局の話感性なんですかね^^
ちなみに「大事なとこでのポイント」を書きますと
土曜のハピネッツ対ビーコルセアーズの1ピリ5-0でハピネッツが勝ってるとき
川村選手が自陣でしらはま選手(漢字が出ない)にスティールされてアンスポで
止めたんですが、あのプレー相当大きいですよ。
ビーコルセアーズは中心選手ウォッシュバーン選手がいないわけで外国人
選手が1人いない、そうなると日本人選手が点を取らないといけないわけで
点を取る一番の候補が川村選手なわけじゃないですか?その選手から
開始早々にスティールしてアンスポ誘って(フリースローは1点でオフェンスも
入らなかったけど)のちに川村選手ファウルトラブルで試合出れなかった
じゃないですか、あのしらはま選手のプレーはデータではアンスポ
(アンスポーツマンファウル)1回受けてフリースロー2本中1本成功の
1点ですが、のちに川村選手がファウルトラブルで出なかったことと、全国
テレビマッチで勝ったことも含めると7点取ったくらい価値あると思うんですよ
そして土日田口選手のフリースローが入らない(データでは80%超えも
土日は9本投げて4本しか入ってない)状態だったのですが・・・
日曜は見てないのでわからないんですが土曜はそんな切羽詰まったゲームじゃ
なかったわけでその試合のフリースロー入らないと接戦でフリースロー
入らないのは意味が違うと思うんですよ、でもデータにしたらそのへん
一緒じゃないですか、よくテレビで日本人の平均は~とかいうじゃないですか?
平均的な人ってほとんどいないじゃないですか?だからデータも
「都合のいいときちょっと使う、コショウのようなもの」で良いのかも
しれませんね^^
これからもデータを考察しつつデータをぶん投げる、というブログにして
いこうと思います^^
では良い夜を! naoto:-)
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