とても勉強になりました・・・
地方が都会に勝つ(都会と言っても首都圏の一部)ための方法を考えるのが
好きなんですが、やはり「強いところを押し出していく」で
「少ないチャンスを決める」ことがポイントだと思っていて、わざわざ
新潟という地方都市に素晴らしい人が来る機会は逃してはいけないと思い
行ってきました(そもそも凄い人の話を聞くのが好き)
女性でナンバーワンの指導者だと思っており、著書も結構読んで予備知識を
入れて、ノート取りながら聞いていたので
「おおっ!」と思ったことを箇条書きにしていきます。では行きます^^
・毎回出てもやり残しがある
これはオリンピックに出て何回も出てもやり残しがある、という意味のようで
そのやり残し感が長く情熱的に指導を続けているところだと思います、そもそも
名将と思ってる人は大体追求に追及を重ねていて、これで良しとすることがない。
・挨拶は目を見て
どうも長く指導を続けている方は「生活態度」についての言及が多いように
感じます、元国見高校のサッカー部の小嶺監督(現在も長崎で指導を続けている)
のインタビューでもそういうことを言っていましたし、このブログでおなじみの
中村監督はまさにそこに厳しい、正しい生活(態度)が競技力を向上
させることは間違いないと感じます、逆に言えば正しい生活さえできて
いれば競技力は上昇しやすいということで、ここは誰でもできるので
実践したいところです。
・頑張ったかどうかは他人が決める
井村HCはシンクロの指導者、シンクロというのは採点競技であるというのが
自分には新鮮に映ります。自分で頑張ったと思っていても他人から見てダメなら
ダメというのが点数に現れるのが採点競技、ついつい自分に甘くなりがちですが
自分で頑張ったの上限を決めてはいけないのかもしれません。
・負け=失敗、辛いけど原因を突き止めて同じ失敗をしない
負けに対する感性が最近大切なんじゃないかと良く思います、勝つ人っていうのは
負けに対する感性が良くて、負けから学ぶもの、負けを忘れる軽やかさを
もっているように思います、負け=失敗なのですが、失敗を次に生かせれば
ただの失敗ではなくなるというのは大事な学びです。
・プールサイドのホワイトボードにいろいろ書く
これは中村監督もやってたのですが、練習終わりに数分話をしていたのですが
その時ホワイトボードになんか書いていたんですね、多分メンタル的な
ものだと思う(丁寧にとか)のですが、潜在意識を使うということで
ホワイトボードにバンと書いて見せるってのはとても有効だと思います、
よく女性がなりたい姿を壁に貼って意識することがあると思うんですが、
それは絶対効くと思いますね、ちなみに自分はベッドから目に入るところに
「優勝」したサッカー、バスケットチームの切り抜き貼ってます、そしたら
気は強くなってますね、お金かからず潜在意識を使うというのは
人生上でも有効と考えます。
・1ミリの努力
昨日より1ミリでいいから成長しなさい、という意味でしょうか。
その1ミリが10日で1センチになりますし、地道な積み上げは大事。
・一番大切なのは「心の才能」
これはうろ覚えなんですが、高校バスケットボールの名将佐藤久夫先生が
著書で書いていたように思います(著書で書いていたか、著書の中で
中村監督が語った言葉に含まれていたはず)話はそれるのですが
佐藤先生の教え子で志村選手(仙台)がいて、畠山選手(新潟)もそうなん
ですよね、(仙台の石川選手もそうかも)非常にメンタルのしっかりしている
選手なので納得しました。
・私のテレビの映像いつも怒ってる
井村HCはとても華やかで笑顔が素敵な方でした(それが怖いんですが)
やはりテレビはわかりやすいとこ使いたい&キャラ付けをしたいので
怒っている場面を使ってしまうのでしょうか?この発言は中村監督も
全く同じことを言っていました^^
・小さい子の「できた」にはいっぱい驚いてあげてください
前述の怒る、だけではない褒める、というところについても語っていたのですが
いいものは良い、悪いものは悪いがはっきりしている方だなという印象を
受けました。今って正論が言いづらいし、正論言うと嫌われることがあるので
ハッキリした発言が難しくなっていると思うのですが、指導するということは
ハッキリ言うこと大事だと思います。
・しつこくしからない、わかる言葉で短くしかる
自分の考え(偏見込み)なんですが女性の名指導者が少ないのは感情の
部分もあると思うんですよ、女性って怒るとき過去のことを持ち出したりする
ことがある!(体験談)男性でもそういうのいますよね、多分しかり方ってのが
あるはず、さっぱり短く叱る(過去は持ち出さない)のは正解だと感じます。
・点が悪くても、ヤケになったり失望しないで正しいことをやりつづけなさい
深い・・・
この前学生のスポーツ見てたんですが、良くない指導者(に見えた)ってのが
いるんですよ、喚き散らして解決策を与えない、そして偉そうにしてるのが
(凄い強いところではなく微妙な強さのチームにそういうのがいる気がする)
すぐ目の前を見るのも大事ですが、長期的なプランも大事で、信念をもって
やってるんだったら目先の失敗に気を取られない・・・なんか人生論ですね^^
話それるんですが、学生の部活だったら選手を委縮させるようなのって
良くないと思うんですよ、その人の目標とかなりたい姿が指導者と剥離しているの
かなぁと思います、学生の指導者はもうちょっとリアルな学生の目線に
たったらどうかと思いますね(だから微妙な強さのチームに気に入らない監督が
いるのか笑)
・徹底的に追い込んだ責任=メダルをかけてあげること
これは上の考えに近いですね、やはり厳しくしたら勝たせるのが義務!
それくらいの気持ちじゃないと厳しくしないほうがいいと思いますね、しかし
滅茶苦茶頑張ってもそこまで行けない選手、指導者もいるわけで、名将と
呼ばれる方は「要点」の掴み方が上手いのかなと思います。
・三流は道に流され、二流は道を選び、一流は道を作る
自分の思う名将って結構
「ナンバーワン目指してたらオンリーワンにもなってた」って
人が居るんですよ、求道者なんですがただの求道者じゃなくて、道作っちゃう
んですよね、井村HCの凄いのは海外の指導でも結果を出したところだと
見ていて、日本のスタイル、考えをうまく持って行って利用したところだと
思います、サッカーの名将と言えば岡田武史監督ですが、今は経営の面でも
腕を振るっており(FC今治)オンリーワン化しています、そして違うことを
やるっていうのが刺激となって長くやれるコツなのかなとも思います。
・自分の可能性を信じて前に進んでほしい
結局はそこ、自分次第。ほんとに思うんですが優れた人の考えに触れると
「頑張ろう」って思うんですよ、全然知らないジャンルの人でも発見が
あるし(そもそも水泳もシンクロもほとんど見たことがない)こういう方に
触れる機会を増やすのは絶対いいような気がする、そして優勝とかはしてない
けれど良い指導者っていう人がいっぱいいると思うんですよ、そういう人にも
会って見たいなと感じましたね、井村コーチはオリンピックに向けて戦って
いるのですが東京、の次も全然できそうな感じだったんですよ、エネルギーが
あって若々しいし、考えも新しいし、姿勢も良いし・・・これからも
学ばせてもらおうと(勝手に)思いました。
今日のまとめ
・若々しさは大事である
・見た目の良さも大事である
・怒ったり、厳しくしたのなら勝たせる、成長させないといけない
・勝つ指導者は美学がある
・知らないジャンルの凄い人の中には物凄く教えをくれる人がいるのかも
・名将はやっぱり共通項があって、登山のように細かいところがちょっと違う
次回は
「旧BJリーグのスタッツ」書こうと思います
では良い夜を! naoto:-)
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